「キョンシー」の思い出
80年代にブームとなったキョンシーについて。
中国産の不思議なゾンビ
筆者が小学校低学年のときに一大ブームとなったキョンシーですが、もともと中国の映画・ドラマなどが日本で人気を博しました。
『霊幻道士』『幽幻道士』は何度もTVで観たものです。
死んだ人間が復活して起き上がり、両手を前に出しながら両足でジャンプしながら前に進みます。
死んでますから表情も無くただひたすら生きている人間を襲うのですが、動きがコミカルでグロさもかなり控えめでしたので、どこか愛嬌すら感じるゾンビでした。
弱点はお札。頭にお札を貼ると動きが止まってしまいます。また餅米が苦手という設定もあったような気がします。
ドラキュラが十字架とにんにくが苦手という設定だったのと似ていますね。
キョンシーがブームだったころは毎日のように中国産のキョンシーのドラマがテレビで放送されており(もちろん日本語吹き替え版)、筆者も好きだったのでよく見ていました。
キョンシーは動きもコミカルで真似しやすかったので、よく小学校でキョンシーの真似をして友だちと遊んだものです。
キョンシーは死んだ人の身体がゾンビ化して動き出すというものですから、明治以降火葬になった日本人からしたら不思議に見えたのかもしれませんね。
キョンシーの派生作品
ブームとなれば、ゲームや映画・ドラマなど様々な派生作品が出るものです。
筆者が当時読んでいたコミックボンボンでもキョンシーの読み切り漫画が掲載されていたのを覚えていますが、中国のキョンシードラマとセリフからストーリーまでまるきり一緒だったのでちょっと驚いた記憶があります。