80年代の文化を懐かしむブログ

昭和52年(1977年)生まれの筆者が小学生だった1980年代を思い返して綴るブログです

「魔界村」の思い出

キング・オブ・鬼畜ゲーだった初代「魔界村」について回顧します。
 
初代の「魔界村」から好評を博してのちに「大魔界村」、「超魔界村」とシリーズ化した人気アクションゲームです。
魔界の王に囚われた姫を助けるために一人の騎士がさまざまな武器を駆使して魔族を倒しながら最奥にいる大魔王に挑むという根幹はシリーズを経ても変わっていません。

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■はじめて「魔界村」を見たのはアーケード版でした
筆者がはじめて見た魔界村は近所のスーパーのおもちゃ屋さんの店頭に置かれていたアーケード筐体の「魔界村」でした。

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筆者が小学校低学年のときでしたね(小1~2くらい)。
魔界村」をやっている人を見かけると横からのぞきこんでましたが、1面から高い難易度のゲームでしたから大体1面、たまに2面といった感じでした。
 
そんな中、あるとき「魔界村」の筐体に人だかりができているのを見かけました。
「なんだろう?」と思って人垣の隙間からのぞきこむと、なんと大魔王(ラスボス)と戦っているプレイヤーがいました。

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あんな鬼畜難易度で1コンティニュー50円の時代にラストステージを抜けて大魔王と一騎打ちまで行くなんて今でも信じがたいことです。


■赤い悪魔 レッドアリーマー
筆者は大人になってからもたまにゲームをやりますが、フロムソフトウェアさんのデモンズソウルやダークソウルシリーズが好きだったりします。
このシリーズをプレイしている方はよくご存じかと思いますが、とにかく難易度が高いアクションゲームです。

何百回と死んで操作やステージのギミック、敵の行動アルゴリズムを身体に叩き込んで前に進むゲームなのですが、はじめてデモンズソウルをプレイしたときに強烈な郷愁を感じました。
「死んで覚える」というスタイルや悪魔(デーモン)を多彩な武器を使い薙ぎ払いながら徐々に先に進むというテイストはまさに子供の頃に薫陶を受けた魔界村シリーズのそれなんですよね。
 
初見殺しをしてくるステージのボスや様々なトラップや意地の悪いギミックが魔界村というゲームを難しくしている要因ですが、小学生の筆者が操作する騎士アーサー(プレイヤーキャラ)が最も殺された相手はコイツでした。

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ほんとうに嫌な動きをするんですよ。

こっちがいくら投擲武器で攻撃しても直前でひらひらかわしますし、まったり動いていたと思うと空中から急降下してきてあっさりこちらの命をもぎ取ってきます。
最初の1面の墓場ステージの途中で1体こいつがでてくるのですが、何度対戦してもこいつのトリッキーな動きに慣れずに殺されたものです。

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また、苦労してたどり着いた終盤のステージはこいつが複数体出てくるものですから悶絶しました。

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ファミコン版「魔界村」も鬼畜でしたが救済措置がありました
なにしろ難易度が高いゲームでしたからアーケードの筐体でプレイするのは憚られました。
筆者も子どものときからアクションゲームは得意でしたが、「魔界村」はその自信を打ち砕く難易度です。
先のステージに進むには何度も死んで操作や駆け抜けるコツを叩き込む必要がありましたが、限られたお小遣いの中で1コンティニュー50円を投入し続けるほど筆者の財力もメンタルも強くなかったです。
しかし自分が進めなかったステージを腕利きの小学高学年や中学生の人たちがプレーするのを見ているだけでも楽しかったものです。
 
そんな中、1986年にファミコン版の「魔界村」が発売されます。
筆者の友だちがファミコン版「魔界村」を親に買ってもらったため夏休みに友だち何人かで集まり一緒に攻略しました。当時筆者が小2-3のときです。

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ファミコン版も相変わらず鬼畜難易度でしたので、みんなで攻略本を見ながら協力して3-4面まは進みましてギブアップしたのですが、ステージセレクトの裏技が載っていたいたので最後はステージセレクトであっさり大魔王を倒しましたとさ。

 
■続編やスピンオフも楽しみました
続編の「大魔界村」はメガドライブを持っていなかったのでできなかったのですが、アーケード版で人がやっているのをよく後ろから観ていました。
やはり高難易度でしたのでほとんどのプレイヤーは1プレーでは1,2面までくらいしか進めていませんでした。
超魔界村」はアーケード版は出ませんでした。筆者は高校受験が終わって最後の本命の受験校を受ける直前にストレスで頭がおかしくなりそうになり、中古ゲームショップでSFC版の「超魔界村」を買ってきてプレイした覚えがあります(そして本命の高校は落ちました)。
また、「レッドアリーマー」が主人公になったスピンオフのゲームも楽しみましたね。