『藤子不二雄ランド』の思い出
『藤子不二雄ランド』をご存じでしょうか。
神奈川県川崎にある『藤子不二雄ミュージアム』とは違いますよ。
『藤子不二雄ランド』とは?
『藤子不二雄ランド』とは1984年に中央公論社から発売されていた藤子不二雄の漫画全集です。
毎週金曜日に1冊新刊が出ていましたが、その後もっと早いペースで刊行されていたと思います。
藤子不二雄(藤本さんと安孫子さんのコンビ)の過去の作品を全集としてまとめた漫画シリーズですが、ターゲットはあくまで子供だったので一冊あたりの価格も手ごろで、当時小学生だった筆者も好きな藤子不二雄作品をよくこの『藤子不二雄ランド』で購入していました。
表紙はこんな感じでした。
小学館から出ている「てんとう虫コミックス」と並んで、筆者はよくこのシリーズの藤子不二雄作品を購入していました。
扉を開けるとこんな感じでセル画が挿入されているのがどことなくプレミア感があり好きでしたね。
最終的には7年かけて301巻が発刊されたようですが、筆者は全巻買い求めるほどお小遣いが余裕があったわけではなかったのでなんとなく読みたい作品だけ買っていた記憶があります。
『藤子不二雄ランド』との再会
筆者が大学生のとき(90年代)、『藤子不二雄ランド』に再会することになりました。
筆者が大学生のとき、漫画専門の古本屋でアルバイトしていたときの話です。
その古本屋はブックオフのような薄利多売方式の古本業もしていたのですが、プレミアムが付いた過去の漫画本(絶版本)も取り扱っていました。
その中でも藤子不二雄作品の初版本・絶版本は人気がありました。
そのときすでに絶版になっていた『藤子不二雄ランド』シリーズの本(「FFランド」と呼ばれていました)はプレミアムが付いて販売されていました。
とくにシリーズ最後の方の作品は驚くほどプレミアが付いていて一冊数万円もするようなものがあり、大変驚いた記憶があります。