「ウルトラQ」の思い出
ウルトラQの思い出
先日『シン・ウルトラマン』という映画を劇場で観たのですが、自分の中で30年近く謎だったことが氷解しました。
ウルトラマンについての思い出は、以前このブログで書いたことがありますが今回は「ウルトラQ」について書きます。
「ウルトラQ」とはウルトラマンシリーズの前身にあたるTV放送された円谷プロのシリーズ作品で1966年に放送されました。「ウルトラマン」は「ウルトラQ」の続編という形で作られたそうです。
「ウルトラQ」では様々な怪異事件や怪獣が登場し、一方「ウルトラマン」は「ウルトラQ」に登場した怪獣を倒す存在として描かれました。
「ウルトラQ」ではウルトラマンが登場せず、人間たちが知恵を絞って事件をなんとかする基調のお話でしたが、筆者が「ウルトラQ」を観たのは再放送で小学3年生くらいのときでした。
あれは小学3年生の夏休みでした。
筆者は友だちのKを家に呼び、一緒に「ウルトラQ」を見ることにしました。新聞のテレビ欄に「ウルトラQ」の連続特別放送が午前10時にあることを知っていたからです。
さて特徴的な効果音(おどろおどろしい)とオープニングが流れ、いよいよ放送が開始されます。
怪異事件(ジャングルで探検隊が奇怪な植物に遭遇する)が描かれますが、いっこうにウルトラマンは登場してきません。
結局ウルトラマンは最後まで登場せず「おかしいな・・・」とKとともに首をひねったものですが、「ウルトラQ」の翌日の再放送でもウルトラマンが登場しません。
とてもガッカリした思い出でした。
さて、それから30年以上経って筆者45歳にして「シン・ウルトラマン」をみて長年くすぶっていた自分の中のこの謎が解けました。
「シン・ウルトラマン」では冒頭でたくさんの怪獣が登場し、人間によって撃退されたり、自然に還っていくシーンが描かれました。これがまさに筆者のガッカリな思い出だった「ウルトラQ」でした。
「シン・ウルトラマン」を観終わったあとに、ウルトラマンのことをYouTubeやネットで調べましたが、そのとき初めて「ウルトラQ」が「ウルトラマン」の前身だったと知りました。
まさか30年経って自然に謎が氷解するとは思ってもみなかった出来事でした。