80年代の文化を懐かしむブログ

昭和52年(1977年)生まれの筆者が小学生だった1980年代を思い返して綴るブログです

「ゴジラのトイカード(トイカード100)」の思い出

今回はトイカードについて語ります。

 

筆者が小学校高学年のとき、おもちゃ屋さんでトイカードというものが販売されました。

ほかの種類があるのかわかりませんが、当時小学生だった筆者が購入できたのはゴジラシリーズのトイカードでした。

 

カード自体は店頭にあるこの自販機から購入できました。

筆者の自宅近くでは西友の中のおもちゃ屋さんでのみ取り扱いがありました。

 

1枚あたりの値段ですが、筆者の記憶では「結構買うのに躊躇したし1枚500円だったかな?」と思っていましたが、ネットの情報で確認したところ1枚100円でした。

SDガンダムのカードダスが一枚20円だったので、それに比べたら高いということで500円と記憶していましたが、記憶違いで実際は100円だったようです。

 

さてこのトイカード。これの何が凄いかというとカードとしてコレクションできる上におもちゃ屋さんで商品券として使用できることです。

 

たとえば500円のおもちゃを買おうとしたら、当時したら500円現金でおもちゃ屋さんに支払っていたのですが、先にトイカードを500円分自販機で買っておけばそのカードを使って500円分のおもちゃを購入することができたというわけです。

まあ提携しているおもちゃ屋さん限定のプリペイドカードですね。

 

イカードを現金代わりにおもちゃ屋さんに差し出すと、おもちゃ屋の店員さんは右端のスリットが入った部分を切り離してカードを購買者に返却した上で商品を包んでくれました。

 

 

「何かをコレクションする」という行動は不思議なもので女性より男性の方がその傾向が強いと思います。特に小学生男子であった当時の筆者にトイカードは刺さりまくりで、トイカードが登場して以来ほしいおもちゃはすべてトイカードで購入していました。

 

ゴジラは大好きだったのでこれはもう集めるしかない。

当時は『ゴジラVSビオランテ』を親と劇場に観に行ったものです。

 

メカゴジラもかっこよかったな~

 

ミニラも愛嬌があって好きでした。

 

ゴジラ軍団のカードも持っていました。

 

たくさん欲しいし、なんなら全種類集めたい。

ただし、お小遣いが月1500円だった当時の筆者はそうそう現金をトイカードにすることができませんでした。

同じくトイカードを集めていた友だちとダブりを交換しながらチマチマ集めていたものの、全種類コンプは程遠い。

 

そんなとき、お誕生日プレゼントがトイカードを大量ゲットするチャンスでした。

小学生の筆者は親に買ってもらうお誕生日プレゼントは毎年ファミコンのソフトでしたが、ソフトによりますがこれが当時だいたい4500円くらいだったかと。

つまりお誕生日プレゼントをすべてトイカードで買ってもらったところ、ファミコンソフトも得ることもできる上に一気にトイカードを45枚ゲットすることができたわけです。

 

ところでこのゴジラのトイカード。

上の方に見慣れない文字の羅列があります。

 

これは暗号カードと照合することで意味がわかるのですが、暗号カードがトイカード自販機から出てきたときは、これまで集めたカードの暗号を一気に解読できるので楽しかったですね。

 

また、ちょっと面白い仕掛けとしてはゴジラ映画(『ゴジラVSキングギドラ』)の鑑賞券と引き換える当たりカードも存在していました。

試みとしてはとても面白いし、100円で映画鑑賞券に引き換えてもらえるならお得ではあります。この方法で映画鑑賞券を手に入れた子どもと付き添いで映画館に来た親は正規の料金で映画をみるわけで映画の興行側としてもおいしい。

 

ただ、もうすでにこの映画を映画館で視聴済みで鑑賞券はいらない!という人には無用な当たり(このトイカードでは買い物できない)だったのかもしれません。

 

そんなトイカードですが、筆者が中学生になるころ(1990年)にはすでに筆者は興味がなくなり、いつのまにかトイカードの自販機も目にすることがなくなりました。