ビックリマンチョコの思い出 (その2)
筆者が小学低学年の頃に1大ブームとなったビックリマンチョコについて。
■家の冷凍庫がアイスで満杯状態になりました
突如現れたビックリマンアイス。
手元の資料(別冊宝島のムック本「ビックリマン・シールコレクション」)によるとビックリマンのアイス発売は1987年11月だそうです。
筆者が9歳くらいのときです。
あるとき、友だちのK君が「ビックリマンのアイスが売ってるぞ!」と血相を変えて報告してきました。
さっそくK君と一緒に自転車で近所のスーパーの冷凍コーナーに行くと、果たしてビックリマンのアイス版が売っていました。
もちろんアイス一個につきシールが1枚封入されているわけですが、通常のビックリマンチョコが一個30円だったのに比べ、ビックリマンアイスは一個50円でしたからチョコと比べると割高でした。
しかし、興奮のあまりお小遣いを投入していっきに10個以上を大量購入して自宅の冷凍庫をアイスだらけにしたことを覚えています。
※ビックリマンチョコは当時購入制限がかかっていて一人3個までしか買えませんでしたが、アイスは別商品ということで制限はありませんでした。
■第一弾からシールをゲットできる貴重なチャンス
ビックリマンのアイス版が発売されたこと自体も驚きだったのですが、袋を開けてシールを確認するとさらなる驚きが待っていました。
なんともう事実上入手不可能と思われていた第1弾のシールが入っていたのです。
簡単に説明すると、ビックリマンチョコのシールはヘッド(レアシール)・天使・お守り・悪魔という4種をひとつのグループ(第〇弾と呼ばれていました)として構成されていて、数週間ごとにそのグループがどんどん更新され、過去の弾のシールは事実上入手不可能とされていたのです。
それがビックリマンアイスで第1弾から再販されたわれたわけですから、それはもう筆者の周りの小学生たちは興奮してビックリマンアイスを買い求めたわけです。
ちなみに、ビックリマンアイスの袋はだいぶ薄くてよく透かしてみると買う前に中のシールが判別できるという噂がありました。
もしそれが本当だったらヘッド(レアシール)だけ狙い撃ちして買うことができたわけですが、真相はどうだったんでしょうかね。
■幻のビックリマンスナック
ビックリマンチョコもそうですがビックリマンアイスは馬鹿喰いできるものではありませんでした。
アイス自体はさすがロッテさんの商品だけあって美味しいのですが、アイスは一気に量に食べるとおなかを壊しますし、なによりビックリマンアイスの発売が11月だったため、季節的にもそんなに一気にアイスを食べたくなる感じでもなかったですね。
かといって冷凍庫に入りきらないくらい買ってきてしまうわけにもいきませんし、なによりアイスばかりで冷凍庫を満杯に詰め込むと母親に叱られるのでこれもまた問題でした。
そんな折、学校で誰かが「ビックリマンスナックがある」と言っているのを聞いて筆者は「これだ!」と思いました。スナックならば保存も聞くし、なにより一気食いしてチョコやアイスのように胸やけする恐れもありません。
「スナックならば無限に食べれる!」と喜び勇んでスーパーやコンビニを自転車で巡りましたが、ついぞビックリマンスナックはみかけませんでした。
後で知りましたが、ビックリマンスナックは東北地方でしか販売されていない商品だったようです。