80年代の文化を懐かしむブログ

昭和52年(1977年)生まれの筆者が小学生だった1980年代を思い返して綴るブログです

「魔女の宅急便」の思い出

宮崎駿監督作品である『魔女の宅急便』の思い出について語ります。

 

ジブリアニメ、特に宮崎駿監督の作品については語るべき思い出は多いのですが、今回は1989年7月29日に公開された『魔女の宅急便』について。

 

筆者は『風の谷のナウシカ』は両親に連れられて劇場で観ましたが、ほかの宮崎駿監督の劇場映画作品である『ルパン三世 カリオストロの城』、『となりのトトロ』、『天空の城ラピュタ』、『魔女の宅急便』。『紅の豚』は残念ながら劇場で観ることはなくTVで放映されたときに観たのでした。

 

ちなみに『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『風立ちぬ』はもちろんのこと、『借りぐらしのアリエッティ』、『ゲド戦記』、『思い出のマーニー』、『レッドタートル』などもその後劇場で観ました。

 

さて『魔女の宅急便』ですが、筆者が覚えていることとしては1989年7月に公開されてから当時ヒットして興行収入の上位にランクインされていました。「はなきんデータランド」という情報番組で『魔女の宅急便』のワンシーン(キキが序盤に海の上を飛んでいるシーン)が紹介されていたのをはっきり覚えています(筆者が小5,6年のとき)。

筆者は初見いつ観たのかはよく覚えていませんがテレビ放送されていたのを観たのかと思います(すくなくとも劇場には観に行きませんでした)。

 

映画公開当時は雑誌アニメージュの表示をよく飾っていました。

 

空を自由に飛ぶ爽快感がたまらない。構図もよきですね。

 

魔女の宅急便というとこのシーンも印象深い。

 

オリジナル絵でしょうか。若干絵のタッチが違いますね。

 

映画本編では序盤を除けばほぼ黒い魔女のワンピース姿なので、私服姿のキキは新鮮ですね。

※ちなみに『魔女の宅急便』が表紙になっているこれらのアニメージュ誌ですが、先日秋葉原にある中古レトロトイ・ブック専門店で見かけたのですが、一冊あたり5000円前後と高額でしたので購入は諦めました。

 

さてその後は数にいとまもなく『魔女の宅急便』をみることになりました。

筆者が高校生の時に妹が『魔女の宅急便』のドはまりし、TV放送を録画した『魔女の宅急便』が自宅のリビングのテレビで流れていました。

 

当時は作中に登場するウルスラさん(絵描きの女の子)がキキと同じ声優さん(高山みなみさん)だとはまったく気づきませんでした。ほんとうに声優さんってすごいです。

 

わりと遊び心も見て取れる作品で、終盤のこのシーンでは右上の方に当時の宮崎駿監督とおぼしき人物が描かれています。

 

余談ですが、同じジブリ作品で高畑勲監督の『平成たぬき合戦ぽんぽこ』の作中の百鬼夜行のシーンでもキキが一瞬友情出演していました。

(このシーンではキキのほかにトトロやポルコ・ロッソも一瞬ですが登場)。

 

そして、現在(2023年)は筆者の娘が『魔女の宅急便』にドはまりし、家では毎日パソコン画面で『魔女の宅急便』が流れています。

 

自分が親世代になって見返すと印象が変わりました。

-主人公キキは昔観たときの印象だと世間ずれしていない田舎娘くらいにしか思っていませんでしたが、今観るとキキが本当に純真で可愛くて仕方がない(娘にはこういう子になってほしい)

-昔は全く実感できなかったが、人間の仕事や生活の豊かさはまさにこの映画で描かれているように他人の親切心・やさしさや繋がりで成り立っている

-13歳になった一人娘を旅立ちに送り出す両親の心配で寂しくなる気持ち

など心から伝わってきました。

 

この先、価値観が時代とともに変わっても全く色あせることない永遠の名作だと思います。