80年代の文化を懐かしむブログ

昭和52年(1977年)生まれの筆者が小学生だった1980年代を思い返して綴るブログです

「リゲイン」の思い出

筆者が小学校高学年のときに栄養ドリンクのリゲインがCMの効果もあり、ヒットしました。

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■24時間戦えますか

「きぃろ~とくぅろ~は勇気のしるし」から始まるリゲインのCMはとても印象深く、当時小学5,6年の筆者や筆者のクラスメートたちもよく学校で唄っていました。

CMで使われたこの曲はCDも発売され、クラスメートのNくんがシングルCDでこの曲を買っていました。

 

時任三郎さん出演のこのCM。

ビシッとスーツに身を包んだ日本のサラリーマンが海外でぐいぐい働く様子を軽快な例の曲とともに表現しています。

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今考えると凄い歌詞でした。

「24時間戦えますか」とは明らかに労基違反。

でも80年代のバブル絶頂時のこのとき労働の現場はより利益を上げるために長時間の残業が横行していたのでしょう。

 

筆者が小学生のとき、筆者の両親は毎日残業で遅く帰ってきたことを覚えています。

バブルが弾けて国全体の景気が悪化してからは帰りが早くなりました。

 

あれから30年近く経った2020年現在、「働き方改革」なる国の指針のもとに企業は残業をしない・させない方針で経営する方向に転換しました。

CMひとつ取ってみても世相をとても色濃く反映しているものですね。

「ドラゴンクエスト4(FC版)」の思い出 (その1)

筆者が小学生の頃ドラゴンクエストシリーズは1~4まで発売され、どの作品も非常に楽しみました。
とくに筆者にとって思い出深いのは発売リアルタイムで楽しんだのドラクエ3とドラクエ4でした。
 
■またもや購入に出遅れました
ドラゴンクエスト4の発売は1990年2月11日の日曜日。
筆者が小6(12歳)の時でした。
 

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すでに不動の人気となっていたドラゴンクエストシリーズでしたが、3が空前の大ヒットを起こしたこともあり、4に対する世間の期待値も高かったです。
 
3で購入を出遅れて悔しい思いをした筆者ですが、4でも同じく購入は出遅れました。
3のときは発売数週間遅れで親に購入してもらいましたが、4ではなんとか発売1週間遅れで入手することができました。
しかしこの1週間でだいぶ周りと差が付いてしまったんですけどね。
 
■発売前情報に期待値が上昇
 
人気シリーズのゲームだったこともあり、ゲーム雑誌をはじめ様々な漫画雑誌などでドラクエ4の発売前特集が組まれ、情報が小出しで提供されていました。
それを読んで本当にわくわくしたものです。

例えば、発売前情報で仲間が主人公を除き7人いるとわかったときは筆者の界隈でも話題になりました。
ドラクエ3はルイーダの酒場で実質無限に仲間を作ることができました。仲間ではありましたが、職業と名前以外は無個性でした。
それがドラクエ4になるととても個性的な仲間が主人公を除くと一気に7人も追加されたのでわくわくが止まりませんでしたね。

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筆者の友人だったIくんはこのキャラクターに自分の友だちの名前を入れるつもりで「●●ちゃん(筆者)は商人に●●ちゃんの名前つけてあげるね!」と言ってくれました。
友だちとして嬉しかったですが内心は「え、、、このデブトルネコのこと)にぼくの名前つけるの?イマイチ」と思っていましたが(^^;)
しかし、実際にはFC版ドラクエ4はキャラに名前を付けることはできないとわかったのは発売後のことでした。
 
また、カジノが登場するという前情報を得たときも興奮しました。
ドラクエ4のカジノを楽しむために、UNOに押されてちょっと廃れ気味だったトランプを持ち出してポーカーを練習しはじめたこともありました。
結局ゲーム内のポーカーは駆け引き要素も薄い単純なポーカーでちょっとがっかりでしたが(連続ダブルアップの要素は大興奮しましたが)。

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■なんとか購入できたのは発売1週間後
 
筆者はドラクエ3のときと同じように母親に頼んでドラクエ4の購入をお願いしました。ゲームには疎く当時仕事で忙しかったうちの母親ですから今回もドラクエ4を予約しておりませんで、発売日に買ってきてもらうことはできませんでした。
 
クラスの友人はかなりの割合で発売日当日にドラクエ4をゲットできていたので、筆者は友だちの家で指をくわえて友だちたちのプレーを観ていました。
正直、他人のプレーを観すぎてしまって1章から4章まで大体の流れと攻略を覚えてしまったくらいです^^;
発売になってもまだいつドラクエ4を買えるのか見込みもありませんでした。
 
そんな折、クラスの友だちのIくんが「ドラクエ4をいまから予約して1週間待てば買える店みつけたよ!」と教えてくれました。意外にも筆者の家の近所にそのお店はありました。
出来たばかりのお店で、マンションの一部屋に居を構え中古ゲームも扱っているお店でした。
店のおじさんにドラクエ4を買いたい旨を伝えると、「予約表に名前を書いてくれたら1週間後に買えるよ」と言ってくれました。
本当は予約には前金が必要でしたが、そんなお金は無かったので「前金無しだと確約はできないけど、まあ個数があれば取り置きしてあげる」と言ってくれました。
 
1週間後の日曜日、母親とともにそのお店を訪れると母親が代金を支払ってくれて無事ドラクエ4を買うことができました。
ドラクエ4発売から1週間後のことでした。
 
ちなみに、筆者の母親の仕事の同僚も息子のためにドラクエ4を買い求めていたそうなので、筆者の母親がそのお店を教えてあげたところわざわざ他県からそのお店に買い求めに来たそうです。
 
■購入当日は狂ったようにやりました
 
さて前述の通り、ドラクエ4をようやく手に入れた筆者は昼過ぎからドラクエ4を自分での手でプレー開始しました(日曜日でした)。
はっきり言って発売後1週間の間に友人たちのプレーを観すぎていたので、1~4章まであっさり進みました。
夕ご飯の時点で4章途中までノンストップで進んでいました。
 
1章

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2章

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3章

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しかし、ここからが問題でした。
その日は選挙があり、夕食後筆者の親はTVの選挙速報にかじりついていました。
※いま調べたら1990年2月18日に行われたら衆議院議員総選挙でした。
 
当時筆者の家にはTVが一台しかなく、誰かがTVを占有しているとゲームをすることができません。
ずっと待っていたのですが、夜10時になっても選挙速報が終わる気配もなく、母親もさすがに途中で気づいて「もしかして、TVが空くの待っているの?これまだ続くわよ」と言ってきました。
「こりゃダメだ、今日は諦めよう」と思い、早起きして続きをやることにした筆者はすぐ床に入り、翌朝5時前に起きて4章の途中から再開しました。
 
4章が終わり、5章に入ったくらいの時間に家族が起きてきました。
主人公の村が魔王(デスピサロ)の尖兵に襲われた場面(ショッキングなシーンでした)くらいでタイムアップになりましたが、とても濃厚な1日(1990年2月18日)だったことを30年経た今でも覚えています。

「ラーメンばあ」の思い出

ラーメンばあ」というお菓子がありました。

 

チキンラーメンのような麺を揚げて棒状にしたお菓子ですが、シールが付いていたのでそれが筆者のコレクション欲に火をつけました。

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このような袋に入ってスーパーやコンビニで販売されていました。

発売はKaneboさん。価格は一個60円でした。

 

60円と手ごろな価格でしたし、いちおうお湯に入れて食べることもできたのでおなかがすいているときによく間食代わりに食べていました。

筆者は小学3・4年くらいのときに買い始め、遠足でも持って行ったのを覚えています。遠足のおやつで買ったラーメンばあの第1弾で秘書マリリンが出たのを覚えています。

 

さて肝心のシールですが、ビックリマンチョコと比べるとイラストのクオリティやストーリーの作りこみはやや劣っていたと言わざるを得ません。

しかし、シールが二重になっていて一枚めくると違うシールになるギミックやシールのラメの光沢などにバリエーションがあり、十分コレクションに値するものでしたので、筆者は1年以上買い続けてシールを集めていました。

 

一枚目はこんな感じのシールですが、一枚めくると・・・・

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こんな感じのシールが現れます。

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女性キャラも結構いましたね。

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一応初期は各キャラクターがプロレスラーという設定だったようです。

「ジレンマ」という女性キャラですが、小学生のときは英語のジレンマから来ているとはわかりませんでした。ちょっと怖いビジュアルだなー、と思っていました。

 

このアバンメーラはわりと後期に登場したと思います。

反対から読むと「ラーメンバア」だと気づいたときは笑いました。

 

このラーメンばあというお菓子は子供の時は本当に重宝しました。

ビックリマンチョコにしろガムラツイストにしろ、甘いお菓子はあんまりお腹が膨れずかといって食べ過ぎると胸やけする。

ラーメンばあだと丸かじりもできるお湯で解いてインスタントラーメンのように楽しむこともできるのでいつもお腹が空いていた小学生の筆者は助けられました。

 

ちなみに、ラーメンばあというと講談社コミックボンボンとタイアップしていました。

ラーメンばあの新弾のシール紹介もボンボンを介して知りました。

「ちびまる子ちゃん」の思い出 (その1)

さくらももこさん原作の「ちびまる子ちゃん」について
 
筆者が小学校高学年の頃(1980年代後半)に「ちびまる子ちゃん」が空前のブームとなりました。
すでにコミックスが発売されていた時点で話題になってはいましたが、大ブレイクしたきっかけはやはりアニメの放送でしょうね。
ちびまる子ちゃんのアニメ放送開始は1990年のことでした。

当時筆者は「笑点」、「ちびまる子ちゃん」、「サザエさん」とう順にTVを観ながら日曜日夕方を過ごしていました。
これらの番組は今でも健在です。
 
■コミックス版「ちびまる子ちゃん
話題になっていた「ちびまる子ちゃん」ですが、母親が職場から借りて持ってきてくれました。

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初期の頃はまだ絵もあか抜けていない感じですが、これはこれで良い味出てました。
 
当時母親の職場で「ちびまる子ちゃん」を布教している人がいて、筆者の母親はそれを借りて家に持ってきてくれました。
もう貪るほど筆者は一気に読みましたね。本当に面白かったです。
なんなら大人になった今読んでも面白いと思います。
本当に面白いものは時代を経ても変わらないものがありますね。
 
ちびまる子ちゃん」の舞台設定は1970年初頭の作者さくらももこさんが小学3年生の頃ですから、当時小5・6年だった筆者が知っている日本とはやや時代が違うのですがどこか懐かしさみたいな郷愁を感じました。
 
またキャラクターが個性的で本当に魅力的でした。真面目な学級委員長の丸尾くん、キザだけど女子に優しい花輪くん、いつも拗ねているけど憎めない長沢くん、優しくておっとりしている仲良しのたまちゃんとキャラが立っていて作品自体に愛着を感じていました。
※キャラクターの名前の多くがガロ系の漫画家さんから取っているということを知ったのは筆者が大学生くらいのときでした。

アニメ版の大ヒット
アニメ版「ちびまる子ちゃん」の影響でとても様々な人や歌にスポットが当たりました。

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BBクイーンズが歌う主題歌「おどるポンポコリン」は当時誰もが歌えるほど有名な曲となりましたし、ナレーションを担当するキートン山田さんやまる子役のTARAKOさんも引っ張りだこでした
キャラクターの声を演じる声優さんもとてもマッチしていて、声を聞くだけでそのキャラクターをイメージできるほどでした。

また筆者はやっていませんでしたが、筆者の妻は「ちびまる子ちゃん」のSFCゲームも楽しんでいたそうです。
こういうすごろくゲームだったようです。

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「野球盤」ゲームの思い出

筆者が幼稚園児~小学校1年生くらいの頃はTVゲーム(ファミコン)は無かったので、近所の友だちと遊ぶときはたいていボードゲーム(トランプ、ドンジャラ、人生ゲームなど)でした。

 

その中でもよく近所の友だちと遊んだのがこちらのパチンコ玉を利用した野球盤ゲーム。

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仕組みとしては単純で守備側のプレイヤーが真ん中のピッチャーマウンドからパチンコ玉を排出し、攻撃側のプレイヤーがタイミングよくバット(棒のようなもの)を振り、パチンコ玉を飛ばします。

飛んで行ったパチンコ玉は盤の中を駆け巡り、守備のポジションに行くと落ちてアウト。

外野に飛んで行ったら落ちた穴によってアウトになったり長打になったりします。

ヒットになった場合、人間を模した小さいシンボルを類に置くという感じで試合を進めていきます。

 

もはや今では見かけなくなってしまったおもちゃですね。

幼稚園児のときに近所の年下の男の子のりょうちゃんの家によく遊びに行ってこれで一緒に遊んだものです。

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「うる星やつら」の思い出

高橋留美子先生による漫画「うる星やつら」の思い出について。

 

高橋留美子先生がうる星やつらの連載を始めたのは1979年のとき高橋先生が大学生のときで、本格的な連載が開始されたのは1980年のことだったそうです。

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■アニメ「うる星やつら」をみてドキドキしていました

筆者がはじめてうる星やつらを目にしたのは、アニメ版うる星やつらのときでした。

小学1,2年のとき(83年頃)に一人で家で留守番しているときに観ていたのを覚えています。

当時はアニメ全般と楽しんでいましたがうる星やつらは毎週楽しみにしていましたね。ストーリーはわかりやすいドタバタですし、なによりヒロインのラムちゃんにドキドキしたのを覚えています。

露出度がかなり高いトラビキニですが、今見てもなかなかインパクトのある見た目ですよね。

 

■私服のラムちゃんは貴重

その後、漫画版うる星やつらの存在を知ったわけですが、たまに見かけるラムちゃんの私服をみて、「やっぱり高橋留美子先生のセンスって凄くいいな!」と思いました。

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筆者はうる星やつらの連載終了後は同じ高橋留美子先生の作品「らんま2/1」に傾倒していくわけですが、ほんとに高橋留美子先生の描く女子はみんな可愛いくて好きでした。

 

中1のとき自分の中で「うる星やつら」ブームが再燃しました

自分の中で何度となくうる星やつら」ブームが来たものです。

 

最初は小学生低学年のときにリアルタイムで観ていたアニメうる星やつらですが、そのつぎに中1のときに改めてうる星やつらにハマりました。

すでにうる星やつらの連載が終わっていましたが、うる星やつらのワイド版(1冊で単行本2冊くらいある愛蔵版の漫画本)を買い集めて読んでいました。

なにがきっかけで中1のときにうる星やつら」がマイブームが訪れたのか今では思い出せませんが。

 

そういえば、中1の夏休み(1990年前後)、父とどこかに出かけたとき「好きなゲーム買っていいよ」と言われて、筆者は悩んだ末に「うる星やつら」のPCエンジンCD-ROM版のゲーム「うる星やつら STAY WITH YOU」を買ってもらったことを覚えています。

 

このゲームは本当によくできていました。

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アドベンチャータイプのゲームだったのですが、「うる星やつら」の声優陣にフルボイスでセリフを吹き込ませたゲームだったので、子どものときから「うる星やつら」が好きだった筆者には感涙もののゲームでしたね。

実際当時のゲーム雑誌でもかなり高得点のレビューを獲得していました。

 

■衝撃だった映画「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー

うる星やつら」のマイブームが去ってもうだいぶ経ったときの話。

筆者が大学生の時、サブカルチャーを研究していた大学の准教授の先生と話していて「映画『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』は凄いよ。一見の価値あり」とその先生が言っていたのでレンタルビデオ屋さんで借りてきて観てみました。

 

ほんとに仰天しました。

この「うる星やつら ビューティフル・ドリーマーは一回観ただけではとても理解できなかったので、3回くらいは観たと思います。

 

作品の細かい内容の記述は割愛しますが、「うる星やつら」の世界観を使った押井守監督による壮大な思考実験に感じました。

ただ、これを「うる星やつら」と言ってしまって良いものか。

かなり既存の「うる星やつら」の持ち味や本来のほのぼのテイストから逸脱していると思います。

筆者にとっては、これはこれで大好きな「うる星やつら」なんですけどね。

 

あまりにインパクトが強かったのでDVD版が発売されたときにすぐ買ってしまいました。

うる星やつら ビューティフル・ドリーマーは何度見ても新しい発見がある作品

なので今度久しぶりに見直してみようかなと思います。

好き嫌い分かれるかもしれませんが、本当に一見の価値がある作品ですよ。

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「なぞなぞチェック100」(キーホルダー)の思い出

筆者が小学生当時、流行っていたなぞなぞチェックの豆本キーホルダーについて。

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筆者も持っていましたが、いったいどこで入手したのか思い出せません。

ガチャガチャのような気もしますが記憶は定かではない。

 

ものすごく小さい豆本なのですが、ちゃんと1ページずつクイズが載っています。

自分で読んだり、友だちとなぞなぞを出し合ったりしてちょっとした時間つぶしに使えいました。

 

そういえば、筆者の姪っ子(小学低学年)もこのなぞなぞチェックの豆本を持っていました。

30年以上も生き残るとはなかなか息の長いアイテムですね。