80年代の文化を懐かしむブログ

昭和52年(1977年)生まれの筆者が小学生だった1980年代を思い返して綴るブログです

「ドラゴンクエスト4(FC版)」の思い出 (その1)

筆者が小学生の頃ドラゴンクエストシリーズは1~4まで発売され、どの作品も非常に楽しみました。
とくに筆者にとって思い出深いのは発売リアルタイムで楽しんだのドラクエ3とドラクエ4でした。
 
■またもや購入に出遅れました
ドラゴンクエスト4の発売は1990年2月11日の日曜日。
筆者が小6(12歳)の時でした。
 

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すでに不動の人気となっていたドラゴンクエストシリーズでしたが、3が空前の大ヒットを起こしたこともあり、4に対する世間の期待値も高かったです。
 
3で購入を出遅れて悔しい思いをした筆者ですが、4でも同じく購入は出遅れました。
3のときは発売数週間遅れで親に購入してもらいましたが、4ではなんとか発売1週間遅れで入手することができました。
しかしこの1週間でだいぶ周りと差が付いてしまったんですけどね。
 
■発売前情報に期待値が上昇
 
人気シリーズのゲームだったこともあり、ゲーム雑誌をはじめ様々な漫画雑誌などでドラクエ4の発売前特集が組まれ、情報が小出しで提供されていました。
それを読んで本当にわくわくしたものです。

例えば、発売前情報で仲間が主人公を除き7人いるとわかったときは筆者の界隈でも話題になりました。
ドラクエ3はルイーダの酒場で実質無限に仲間を作ることができました。仲間ではありましたが、職業と名前以外は無個性でした。
それがドラクエ4になるととても個性的な仲間が主人公を除くと一気に7人も追加されたのでわくわくが止まりませんでしたね。

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筆者の友人だったIくんはこのキャラクターに自分の友だちの名前を入れるつもりで「●●ちゃん(筆者)は商人に●●ちゃんの名前つけてあげるね!」と言ってくれました。
友だちとして嬉しかったですが内心は「え、、、このデブトルネコのこと)にぼくの名前つけるの?イマイチ」と思っていましたが(^^;)
しかし、実際にはFC版ドラクエ4はキャラに名前を付けることはできないとわかったのは発売後のことでした。
 
また、カジノが登場するという前情報を得たときも興奮しました。
ドラクエ4のカジノを楽しむために、UNOに押されてちょっと廃れ気味だったトランプを持ち出してポーカーを練習しはじめたこともありました。
結局ゲーム内のポーカーは駆け引き要素も薄い単純なポーカーでちょっとがっかりでしたが(連続ダブルアップの要素は大興奮しましたが)。

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■なんとか購入できたのは発売1週間後
 
筆者はドラクエ3のときと同じように母親に頼んでドラクエ4の購入をお願いしました。ゲームには疎く当時仕事で忙しかったうちの母親ですから今回もドラクエ4を予約しておりませんで、発売日に買ってきてもらうことはできませんでした。
 
クラスの友人はかなりの割合で発売日当日にドラクエ4をゲットできていたので、筆者は友だちの家で指をくわえて友だちたちのプレーを観ていました。
正直、他人のプレーを観すぎてしまって1章から4章まで大体の流れと攻略を覚えてしまったくらいです^^;
発売になってもまだいつドラクエ4を買えるのか見込みもありませんでした。
 
そんな折、クラスの友だちのIくんが「ドラクエ4をいまから予約して1週間待てば買える店みつけたよ!」と教えてくれました。意外にも筆者の家の近所にそのお店はありました。
出来たばかりのお店で、マンションの一部屋に居を構え中古ゲームも扱っているお店でした。
店のおじさんにドラクエ4を買いたい旨を伝えると、「予約表に名前を書いてくれたら1週間後に買えるよ」と言ってくれました。
本当は予約には前金が必要でしたが、そんなお金は無かったので「前金無しだと確約はできないけど、まあ個数があれば取り置きしてあげる」と言ってくれました。
 
1週間後の日曜日、母親とともにそのお店を訪れると母親が代金を支払ってくれて無事ドラクエ4を買うことができました。
ドラクエ4発売から1週間後のことでした。
 
ちなみに、筆者の母親の仕事の同僚も息子のためにドラクエ4を買い求めていたそうなので、筆者の母親がそのお店を教えてあげたところわざわざ他県からそのお店に買い求めに来たそうです。
 
■購入当日は狂ったようにやりました
 
さて前述の通り、ドラクエ4をようやく手に入れた筆者は昼過ぎからドラクエ4を自分での手でプレー開始しました(日曜日でした)。
はっきり言って発売後1週間の間に友人たちのプレーを観すぎていたので、1~4章まであっさり進みました。
夕ご飯の時点で4章途中までノンストップで進んでいました。
 
1章

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2章

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3章

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しかし、ここからが問題でした。
その日は選挙があり、夕食後筆者の親はTVの選挙速報にかじりついていました。
※いま調べたら1990年2月18日に行われたら衆議院議員総選挙でした。
 
当時筆者の家にはTVが一台しかなく、誰かがTVを占有しているとゲームをすることができません。
ずっと待っていたのですが、夜10時になっても選挙速報が終わる気配もなく、母親もさすがに途中で気づいて「もしかして、TVが空くの待っているの?これまだ続くわよ」と言ってきました。
「こりゃダメだ、今日は諦めよう」と思い、早起きして続きをやることにした筆者はすぐ床に入り、翌朝5時前に起きて4章の途中から再開しました。
 
4章が終わり、5章に入ったくらいの時間に家族が起きてきました。
主人公の村が魔王(デスピサロ)の尖兵に襲われた場面(ショッキングなシーンでした)くらいでタイムアップになりましたが、とても濃厚な1日(1990年2月18日)だったことを30年経た今でも覚えています。